もるとです。
14日は大手金融が軒並み5%を軽々超える下落を見せ凄まじい状況となっていましたが、夜のNY市場は盛り返しといった結果でした。しかしそのさなかに発表されたCPIは難しい結果に。
２月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比ベースで５カ月ぶりの大きな伸びとなり、市場予想も上回った。銀行セクターにこれ以上の動揺を与えず、依然高い水準のインフレを落ち着かせたい連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）にとっては難しい綱渡りが続く。米経済は１年に及ぶ利上げに対する耐性を総じて示しており、今回の統計はインフレ沈静を目指すＦＯＭＣの取り組みが容易にはいかないことを改めて浮き彫りにした。シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）破綻が金融安定を揺さぶる中で、依然高過ぎるインフレへの取り組みをどう位置付けるかが新たな課題となっている。ＳＶＢ危機が顕在化する直前、パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長は利上げペースの再加速に道を開いていた。しかし今では多くのエコノミストが今月のＦＯＭＣ会合について、小幅利上げの継続もしくは利上げ休止を予想している。0.25ポイントの利下げを予想するエコノミストもいる。
専門家の間でも意見が割れているようですが、相変わらずきついかじ取りが続きますな、FRBは。市場を壊さないように配慮しつつ、インフレを鎮静化させる策も打たねばと。
もっとも一番大事なのはインフレ退治でしょうから、過度に市場に重きを置くような利上げ策とはならないのかなと。一夜上がったからと言って買いに走るのはちょっと違うかなという気もします。
冒頭に述べた金融株達は昨夜の下落から半分くらいは戻していました。
今週終わるくらいにどうなってるのか見ものです。高配当銘柄でもあるのである程度まで下げたら反発するでしょうし、配当利回りが上がってくるタイミングがあれば買いを検討したいと思います。
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