もるとです。
昨日の記事に続き、決算説明会を見た感想を書いていきます。
参考記事:【議事録】【決算】ソフトバンクグループの決算説明会動画をフル視聴した - セミリタイア(Fire mini)計画進行中
①AIがすべてを革新する→そこへ集中投資するということ
まずはこれですね。
実はソフトバンクビジョンファンドについては、何となくしか知りませんでした。
「ソフトバンクがハイテク版バークシャーみたいなことをやってるんだろうな。」という程度の認識です。
しかし、すべての投資に関して「AIを活用する企業」というテーマで取り組んでいるということが今回の動画を見てよくわかりました。
またどの程度の規模感(投資額・地域)で投資をしているのかというスライドも良かったですね。
アリババやGrabへ集中投資のイメージでしたが、思ったより多くの企業に投資しているんだという印象です。
②紹介されていた投資先企業が興味深い
動画内で4社ほど具体的な投資先を紹介されていましたが、どの企業も確かに最先端でITの塊の様な企業だと感じました。
なかでも一番興味深く感じたのは「AutoStore」です。
これはすごい。倉庫の革命と言えますね。
日本ではオフィス用品で有名な「オカムラ」がパートナー(販売店)となっている様です。
このシステムは今後多くの企業が導入していくグローバルスタンダードになるのではと思わされます。
また、配車システム系の企業だけでなくフィンテックや旅行といった分野での企業にもAIは活用されており、今後すべての業界がAIで革新を進めていくということも触れられていました。
インターネットが広告と小売を革新し、AIはその他すべての産業を変えていく。
自分の仕事が将来あるか不安になりますね。
・・・あ、Fire志望やった。。
③孫さんのプレゼンはやはりうまい
今回、初めて丸々プレゼンを見ました。
これまでも断片的に動画を見たり、色々なところでの話の中で「孫さんのプレゼンはすごい」というのは耳にしていましたが確かにうまいなぁと感じました。
というのは、話がめちゃくちゃ聞きやすいんですね。
聞いていて苦にならないのは、テンポの良さや難しい言い回しをしないこと、それでいてデータを基盤にして全体像をぼかすことなく話を進めていくからだからかと感じました。
後は孫さんの情熱ですね。
聞いている人達が引き込まれるのはまさにここの部分が本物だからこそでしょう。
「~と確信しています。」や「信じています。」という下りも多かったですね。
④中国リスクについては「我々もわからない」
ここは記者の方々もかなり質問で出していて、同じような質問が連発でしたね。
直近のSBGの株価もかなり下がっており、焦点としては当然あがってくる所だと思います。
孫さんのスタンスとしては様子見という感じでした。
中国テック企業への新規投資は控えているということで、やはりカントリーリスクは相当に感じるのでしょう。
それでも「投資家ではなく資本家である」という意識のもと、長い目で見て投資を続けていくという姿勢は堅持していく様です。
吉と出るか凶と出るか、直近数年の注目ポイントだと思います。
全体的には上の様な印象を持ちました。
見ごたえのある説明会だったのですが、一つ残念だったことありました。
質疑で「共同出資プログラムは孫さんの個人資産からとのことだがこれについてもう少し説明を、最終的にはSBGの株主にリスクが行くということはないか?」という質問が記者の方から出たのですが、ここへの明確な回答が無かったように感じました。
記者の方の質問が複合的な様相が合ったので、単純に答えるのを忘れただけかもしれませんが、ぜひこの部分の回答を聞いてみたかったですね。
色々回答を考えてみたのですが「この出資の部分は私の個人資産からなので株主へのリスクに直接繋がることはないと思う」「すでにリターンは十分出ているし、今後も出せる様に複数企業への分散投資を続けていく」などが語られるのかなと思いました。
この辺りは想像の範疇の域を出ませんが、孫さんならグッと来るコメントを出してきそうだと思いますね。
現在SBGの株価は低迷していますが、このプレゼンを見ることで引き続きホールドしていこうと考える株主は多いと思います。
資本家として、未来の世界を創っていくであろう孫さんに今後も期待です。
個人としてSBGへ投資をするということは現状考えていませんが、今後もプレゼンは引き続き視聴するようにしたいと思います。
しかし、人は何歳になっても情熱を持って動いていくことができるんですね。
信念があるというのは素晴らしいことだと思った説明会でした。
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