もるとです。
先日こんな出来事がありました。
その日は仕事が終わった後、いつもの通りフードデリバリーに勤しんでいました。
繁華街で注文を取ろうと待機していると、見知った配達員の方もちょうど来られひとしきりおしゃべり。
実はこの方とはひょんなことから一つの共通項があり話すようになり、お互い普段はどんな仕事をしているかなど少々身の上話をしていました。
その中でぼくは数年前から投資をしていることも軽く話していたのです。
さて、話をしていると唐突にこんなことを言われました。
「あのさ、もしかしてやろうとしていることってFIREじゃないよね?」
この瞬間はちょっと驚きました。
確かにそれとなく「なるべく稼ぎたいので副業している」ということは話していたと思いますが、Fireなんて単語がリアルの知り合いから出るとけっこうインパクトがあります。
とりあえず「あ、そうですよ。Fireです^^」と答え、できれば近い内に達成したいと思っている、目途がついたら仕事量はトーンダウンさせるつもりだと軽く話をしました。
その後わりとすぐ注文が入ったのでそこで別れましたが、中々に考えさせられる出来事となりました。
★★★ ★★★ ★★★
若手セミリタイアラーの星であるよよよ氏は定期的にこういった主張の記事を書かれています。
セミリタイア志望の人が増えるとよろしくないという主張ですね。
これについて、自分としては一理あるなと思っています。
セミリタイアって結構達成するの大変だと思うんですよ。
というのは、ほとんどの人はある程度遊んで楽しんで結婚もして家も買って・・・という状態で「仕事がしんどい…。」となった時に初めて情報収集してこのスタイルにたどりつくケースが多いと思います。
しかし、ここまではめ込まれているともう仕事を続けるしかない場合がほとんどなんですよね。
達成者がリアルの世界に少ないのはこういったところだと思います。
しかし、もし若い頃にこの方法を知ったら。
それこそ、18~22歳でセミリタイアを知った場合話は変わってくるでしょう。
節制し少ない給与の中からでもコツコツ積立ていき30代前半くらいでそこそこの資産を保有することになると思います。
しかも「意外とお金使わなくても楽しめるもんだな。」などとなってしまえば、もう8割方成功するといっても過言ではないかもしれません。
恐らく交際や結婚といったところの個々人の選択にも影響は出ると思います。
つまりこういう風に計画的にやれば、Fireはけっこう高確率で誰でも達成可能だと思います。
で、5~6年前まではセミリタイアなんてほんの一握りのマイノリティな考え方だったわけですが、いまは違う。
ガンガンYouTuberが情報を流しており、「Fire」なんてかっこいいライフスタイル的な言葉まで現れた。
冒頭で話したシーンの通り認知度は急速にあがっています。
若者はコロナや既存の社会問題(少子高齢化など)で暗い将来しか見えないなか、一つの希望の光としてFireというライフスタイルを受け入れて目指す人が増えることでしょう。
もちろん全員が全員そうなるとは思っていません。
マイノリティな存在は当分続くと思います。
ただ、このムーブメントは確実に大きくなっていくのは間違いなさそうです。
★★★ ★★★ ★★★
Fire民が増えると、懸念としては資産課税などが出るかと投資家の間でも定期的に話題に登ります。
でも普通のサラリーマンの人達も、老後のためにひたすら貯めた資産にいきなり課税されるようになったらぶちギレでしょう。
5,000万以下くらいまでであれば大丈夫ではと個人的には考えています。
ただ、社会全体の生産性というところでは間違いなく低下すると思います。
国力は下がっていくことでしょう。
もしかしたら生活の中で受けるサービスの質の低下ということもあり得るかもしれません。
Fireの認知度があがることはけっして悪いことばかりではないと思います。
今後近しい人に説明する際などはむしろ「そういった生き方もある」というのが社会に認知されているのは好ましい事態だと言えます。
ということで、起きてもいないことを心配するのは意味がないと思いますがFireは社会の中ではそこそこの存在感で留まってほしい・・・と思った一幕でした。
最近改めてFireについて色々と調べていますが、スタイルも多様化してきているようです。
また別の記事になりますが、頭を整理するためにまとめていきたいと思います。
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