もるとです。
2019年に起こった池袋の痛ましい事故から2年以上が経ち、ついに今週の木曜日に被告に禁錮5年の判決が言い渡されました。
その裁判の様子に注目が集まっています。
「被告人、いいですか」。東京・池袋で2019年4月、暴走した車に母子がはねられて死亡した事故の裁判。東京地裁の下津健司裁判長は、飯塚幸三被告(90)に禁錮5年の実刑判決を言い終えると、異例の説諭を始めた。「過失は明白。判決に納得できるなら被害者遺族に真摯に謝っていただきたい」裁判長は、はっきりとした口調で言い切った。被害者や遺族が行方を見守る中、「認めて謝罪するところから実践していただきたい」と諭した。飯塚被告は車いすに座ったまま、じっと聞いていた。(中略)判決理由で、裁判長は「被告人が本件事故に真摯に向き合っていないこともあり、遺族らは一様に被告人に対する峻烈(しゅんれつ)な処罰感情を有している」と語った。
裁判官は判決を読み上げた後、飯塚被告に対して話をしたとか。
先日の工藤会の時と言い、骨のある裁判官の方が多い様に感じます。
被告に対しては色々なところで非難の声が上がっていますが、裁判官の言う通りやはり自身の過失に向き合っていないというところが大きな原因ですね。
遺族も判決を聞いてもただただやりきれない思いでしょう。
仮に控訴しなくても禁錮期間はわずか5年。
事実上の終身刑となる可能性は確かに高いですが、被告の態度を考えるとこの判決で良いのかという気がします。
せめて反省の色が形となって見えれば、まだ違う見方もできると思うのですが。
★★★ ★★★ ★★★
お恥ずかしい話、ぼく自身も事故を起こしたことはあります。
だから事故の瞬間にパニックになるのもわかるし、色々と言い訳をしたくなる気持ちもわかる。
それでも、そういった気持ちを抑え込んでとにかく真摯に対応し続ける。
必要なら誠意を持って謝罪の対応をする、があるべき当然の姿だと思うんですよね。
車がこんなに走っていて、都会は人も過密しているので事故は起こる時は起こると思うんですよ。
だから気をつけて運転するし、交通機関を使うなど工夫もする。
そういう心構えを持つべきだと思うのですが、そういった判断ができない高齢者が車に乗り続けているという現実があります。
必要に迫られ乗らざるを得ない、ということもあるとは思いますがそこも含めて今後社会全体で取り組んでいくべき問題なのでしょう。
★★★ ★★★ ★★★
今後こういった痛ましい事故を起こさない様にするためにも、まずは自分の親とのコミュニケーションを取っていく、自身も運転には気をつけるなど意識していかねばならないと思います。
たまに事故の危険性を意識するために見ているこんな動画があります。
(かなり衝撃的なため、閲覧にはお気を付けください。)
事故は犯してからでは遅い。
悔やんでも悔やみきれないことがある。
外に出る機会が多いからこそ、自分と周りの命を大切に思っていきたい。
そんなことを判決のニュースを目にしながら考えました。
それにしても、ご遺族のことを考えると本当にやりきれないね。
松永さんのツイートを見ると胸が詰まります。
禁錮5年の判決でした。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) September 2, 2021
今の想いを画像で貼ります。
もし見づらい場合、こちらのブログからご覧いただければと思います。https://t.co/kZsF5rVyLI pic.twitter.com/qrVHzjoK6q
ご冥福を祈ると共に、この様な事故が無くなる日を心待ちにしています。
それはテクノロジーが解決するのかもしれないけど、それまでは一人一人が心がけるしかない。
良い社会になる様、微力ながら貢献できればと思います。
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