もるとです。
先日よく行く近所の八百屋さんで買い物をしていた時のこと。店頭で「ご自由にお持ち帰りください。」と記載されたコーナーが特設されており、そこにはたくさんの大ぶりなカボチャが。「カボチャか・・タダだから持ってくか」と思い、連れて帰ることにしました。
けっこうな大きさのカボチャを前に「何を作るべきか。」としばし思案し、「シンプルにポタージュ作るか」と結論。実はカボチャの料理を家でするのは初めてです。
まずはカボチャをカット。ですが予想通りこれが一番大変でした。普段はミニ包丁（ペティナイフ）一本で料理していますが、さすがにカボチャはペティでは無理。ということで、購入して数回しか使ったことが無い大きめの包丁で切っていきます。悪戦苦闘の結果、何とかカットに成功。
カット完了後にスプーンで種とわたを取っていきます。
きれいに種やわたが取れたら小さくカットして皮ごと圧力鍋へ。一緒に買っていたニンジンと生姜をひとかけ入れます。味付けはシンプルに酒・塩・砂糖・めんつゆ・オリーブオイルで。
かぼちゃがちょうど浸かるくらいの水量で高圧でガンガン煮込んでいきます。
20分くらい圧力を掛けたのちにお鍋をオープン。見事にカボチャは柔らかくなっていました。お玉でつぶしていきます。
つぶし終えたら牛乳を適量入れます。久しぶりに牛乳買いました。軽く火を入れながら煮込んで完成。
お皿によそってまずはそのままズズッと一口。うん、甘くておいしいです。二杯目は味変で粉チーズとブラックペッパーを入れてみます。おお、ぐっとコクのある味わいになりました。
始めるまでは億劫でしたが、作ってみたら意外とうまくできたので嬉しかったですね。また一つレパートリーが増えました。
★★★ ★★★ ★★★
料理はぼくにとって本当に良い趣味で、作るのも食べるのも楽しいひと時です。悪戦苦闘したり工夫したりした結果、自分の手から美味しいものができるというのが最高ですね。
それでいてお金もそんなにはかかりません。でも満足度は高い。味覚というのは官能的なものなので、得られる幸福度が高いのかなと思います。さらに誰かに食べてもらって喜んでもらえた時はひときわ嬉しいものです。
よくセミリタイアするのにけっこうな額のお金が必要という主張を見ますが、家族持ちはともかく独身の人はこういう趣味を持っておくとハードルがグッと下がると思います。読書とか料理とか、お金をかけずとも楽しめる趣味は意外と多いものです。しかも極めていくこともできる奥が深い世界の趣味であれば飽きずに長く続けていくことができます。
でもこういう趣味を持つには「感性」がある程度必要ですね。感覚を研ぎ澄まして細かなところに拘る。その結果できた成果物を検証し次回にまた役立てる。
★★★ ★★★ ★★★
こういうのがまったく楽しくなく、お金を使うことで得られる楽しみしかない・・ということであれば、やっぱリタイアにはお金かかるよねということになると思います。逆に言うと、感性が豊かであれば少なくとも娯楽の面では資金を必要とせず、結果リタイア資金準備も少なくて済む（繰り返しますが独身なら）。
感性が豊かという点、これはその人の元からの資質も関係ありますが、けっこう育ちの環境も大きいのかなと思います。小さい頃から文化的なものに触れていると、豊かな感性が育ちやすいと思いますね。芸術とかはその典型、ここはちょっと親ガチャ要素もあるのかなと思います。
ぼくの場合はまぁまぁの出来の飯（つまみ）、コスパ良き酒、音楽があれば充分楽しく暮らしていけます。料理で食と創作を楽しみ、フードデリバリーの仕事でぼちぼち肉体労働をこなしストレス解消。得たお金で酒を飲み音楽をかけると。
つまるところ、やはりそんなにたくさんのお金（5,000万～1億円）は今時点では無くてもいいかな。初の食材にチャレンジした結果、そんなことを考えたとある夏の日でした。
ブログ村やってます
ぜひポチッとしてもらえると嬉しいです＾＾
