セミリタイア(Fire mini)計画を完遂へ

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貧BPさんの言葉から低資産Fireについてさらに考えたこと

もるとです。
昨日の記事を書いてからというものの、頭を整理すべく自分の中で考えています。その中で低資産Fireを目指している人がいたら、一つ参考になるのではという記事を思い出しましたのでそちらをご紹介します。

記事を書いているのは貧BPさんという方。

careerconnection.jp

メディアにも取り上げられた「外籠り」の先駆者の方で、界隈では有名な方です。セミリタイアラーは海外に少し長く滞在することをよく「外籠り」と表現していましたね。最近はあまり耳にしなくなりましたが。

貧BPさんはブロガーとして大手のメディアにも取り上げられ、さらにハンドキャリーという飛行機を使って荷物を運ぶという仕事で国内外を飛び回っていた方です。なのでマイルはめちゃくちゃお持ちとか。また資産は最高額で1000万円、アフィリエイトサイトなどでも派手ではなさそうですが、収入を得ておられたという経歴があります。

1000万円の資産は決して多いとは言えないと思いますが、Fireという言葉が無い時代に一つの“形”と言える充実したライフスタイルを実践された方ではないでしょうか。主観ですが、少し今の低資産Fireの方々と被るところがあります。

★★★ ★★★ ★★★

その貧BPさんは今どういった思いを持たれているか。2018年を最後にブログを長らく更新しておられませんでしたが、比較的最近のこの5月に再開されました。その中で赤裸々に心情を綴ってくださったのがこの記事。

etrip.blog.fc2.com

年齢を重ね体力が落ちていくこと(人的資本の減衰)の対策として、世間の多くの人は資産(金融資本)を形成したり、家族を作ったり人間関係(社会資本)を充実させて対応していく。それを怠った人間はどんどん悲惨になっていく。この事実を記録し若い人には反面教師としてほしいというのが、このブログを再開した目的のひとつです。

のっけからパンチのあるセリフです。記事が長いので詳細は割愛しますが、一言にまとめると「積み上げることなく人生を過ごしてしまうと、年齢を重ねた時に愕然とすることになるかもしれない。」という主張を自身のオタ活経験他を基に語られています。

いったい自分は何をしてきたのだろう。
これからどうすればいいのだろう。

毎日のようにいくら考えても、答えが出ることはありません。堂々巡りです。わかっているのは、年齢相応の資産を作れず、人間関係も作れず、社会的地位もなく、それらを持てた人を羨ましく見つめて、ただオロオロとうろたえている惨めな中年男性が一人、ここにいるということだけです。

非常にリアルな心情ですね。最後のマンガ含め、この記事を読むと色々なことを考えさせられます。

★★★ ★★★ ★★★
プラハの無料写真
貧BPさんは別の記事橘玲さんの「人的資本(才能、労働生産性)・金融資本(貯金、資産)・社会資本(人間関係)」の大切さについて語ってもおられます。

低資産Fireというのは、下手するとこの内の二つの要素である「人的資本・金融資本」について捨ててしまうという事態になりかねないわけです。

もちろんFireした後に業界問わず人的資本を爆発的に伸ばす可能性はあると思います。しかしそれはFireせずに頑張っている同業者、すでに名を上げている人達との勝負に勝つ必要があります。切磋琢磨する仲間もおらず孤独に戦いながらそこに名乗りをあげていくのは大変なことですね。

ある程度の年齢(40~50歳ぐらいでしょうか)になった時に低資産Fireを決断するというのはわからなくもないです。自分のライフスタイルというのが良くも悪くも見えた上での決断でしょうから。

しかし若年層(20~30歳前半)での低資産Fireを決断してしまうと、その後の時間はあまりにも長い。ここもポイントです。その長い時間を果たして最初の志を抱き続けたまま過ごしていくことはできるでしょうか。どこかで辛い現実を実感し、悲壮な思いを持つ事態に陥らないでしょうか。

貧BPさんの記事は低資産Fireが孕む危険性というのもリアルに感じられると思います。

★★★ ★★★ ★★★

無論、最終的には個々人の決定ですし仕事で病気になるくらいなら退職や休職を検討した方がいいのはもちろんです。

ただ低資産Fireというのがブームになりつつある今、もしそれを追っている人(特に若い人)がいたら、一つ立ち止まって考えてみてはどうかなと思います。

少なくとも「~ですがFireできますか。」といった質問。これはSNSYouTubeなどのお便り相談でもよく目にするものですが、こういったことを聞く人で低資産Fireの検討はなかなか賛成できないですね。自分の今後のFire生活(=ライフスタイル)を明確に描けないのであればその生活は早晩に息詰まるのが目に見えているからです。

焦らず急がずじっくりと。中庸とも言えますが、そんな王道スタイルを一度検討するのも一興です。そんなことを今日は考えていました。

 

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